岡本小児科医院 先生日記
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病気についてよくある質問
Q夏かぜってなーに?
6月中旬ともなると突然発熱したりぐったりしたりひどいときは熱性痙攣を起こしたりの子どもさんが見られるようになりました。
●咽頭結膜熱(アデノウイルス)●ヘルパンギーナ(コクッサキーウイルス)●手足口病(エンテロウイルス・コクサッキーウイルス)

熱性けいれん2009年最新版

 昨年、熱性けいれんについての対策法の情報提供をさせていただきました。この冬、繰り返す熱性けいれんと遭遇したママと、医療者の対応から 再度、熱性けいれんの”今”を追求してみました。 この冬、インフルエンザの流行もあり、高熱を出した子も多くあったと思いますが、そんな時、けいれん歴のある子のママは、ヒヤヒヤしているのでは、ないでしょうか。先日のある実際の事例を元に、今の熱性けいれんの対応策について、以下に情報提供していきたいと思いますので、最新版として、情報の更新をしてください。

 事例) 昼間、とても元気に過ごしました。午後、急に体調不良を訴えて、検温すると37度台。その後すぐに、けいれんをおこし始めました。検温すると、既に38度台に。ママは、前回の事もあって、よく観察しました。既に、5分以上経っています。口からよだれが流れていて、皮膚色が紫色になっている。ここで、私と電話で話しました。ここで、私は低酸素脳症が頭をよぎり、救急車をよぶ事をすすめました。救急車到着し、S病院に搬送される途中で、けいれんは止まりました。救急外来での対応は、けいれん時のチェックリスト、採血を行いました。その結果、医師の説明は、前回のけいれん時に他院N病院から座薬がでているが、今後それは使わなくて良いけいれんだから。私は、質問しました。では、今夜、今後、けいれんが起きた時に、どうしたら良いのか?医師:また、救急外来にきてください。との対応でした。私の疑問と不安) 小児科医の減少と、救急患者のたらい回しの昨今で、1番そばで子供をみていて、何か対応できる事はないのか?座薬を使わないのは、どうしてなのか?

 ”今”の熱性けいれん現在、日本の、すすんだ小児科では、アメリカのガイドラインを元に診療にあたっているようです。そのガイドラインにおいて、熱性けいれんには、座薬(ダイアップ)を使わないようです。ただ、使う、使わないは、親に選択させるようです。『けいれんが起きるのが怖いか?座薬の副作用が怖いか?』ほとんどの熱性けいれんは、単純性熱性けいれんと呼ばれ、放置しても差し支えないと言われてますが、では、どんなけいれんは、放置してはいけないか?以下のチェックリストを確認してください。そして、また、けいれんが起きた時、難しいかもしれませんが、慌てず、けいれんの様子を詳しく観察して、 メモをとってください。後で、治療していく上で、重要な資料となります。吐いた物で、のどを詰まらせないように、顔を横にむける。(前回のけいれん時の対応に準じて)

 チェックリスト
@けいれんの時間が15分以上と長かった場合
Aけいれんが治まってからも長い間、意識が戻らない場合
 Bけいれんに左右差がある場合
 C24時間以内に2回以上、けいれんを繰り返した場合
 D生後6ヶ月以下、6歳以上で、けいれんをおこした場合
E血縁者にてんかんの人がいる場合
F37℃台で、けいれんした場合
 G1年間に5回以上、けいれんした場合

 最後に、救急車を呼ぶ場合、TEL119です。まず、ママが深呼吸して、子供の観察をしてください。救急隊にも、けいれんの様子をよく伝えてください。 そして、常に、主治医とよく相談して、緊急時の対応策を確認しておきましょう。

Q 発熱は何度以上あったら受診したらよいのでしょうか?
  • 子供は体温調節機能が不十分なため、体温が不安定で簡単に熱が出ます。お母さんが一番心配なことは「こんなに高い熱だと頭が変になるのでは?」ということです。しかしそのようなことはありません。安心して落ち着いて看護しましょう。
    観察
    何度あるか正確に測り、ご機嫌が良く食欲もありミルクも良く飲めるのならあわてて診察を受けることはありません。発熱のほかに下痢、嘔吐、不機嫌なときは医者へ連れて行きましょう。
    (夜間救急室 Tel 053-455−0099)

Q 吐いているときどうするの?
  • 先ず絶飲食! 2〜3回吐いたら2〜3時間は食べ物や飲み物は与えるのをやめて、吐き気がおさまったら、少量頻回に水分摂取を!先ず水、白湯、砂糖水、イオン飲料など透明の水分を一口(10mlぐらい)。吐かないのを確かめながら15分〜30分ごとに徐々に増量してあたえましょう。

Q 咳がひどくて眠れないとき、どうしたらよいのでしょう?
  • 寝室の湿度を保ち体は起こし気味にして水分を取らせ痰が出やすいように背中を軽くトントンとたたいてあげる

Q 下痢をしているときはどうするの?
  • 冬に多いウイルスや細菌による子供の下痢は体内の病原菌を外に出そうとする反応の一つです。水分を与えることと食事療法が大切です。脱水症状(元気がない。顔色が悪い。唇が乾き、おしっこが出ない。)などに注意!
Q 授乳中なのですが風邪を引いてしまいました。お薬を飲んでもよいのでしょうか?
  • わが国でも最近では母乳保育を積極的に好むお母さんが多くなったのは喜ばしいこと。でも母親が病気になったとき服薬せずに我慢してしまうか薬が母乳に悪影響を及ぼすのではと授乳を中止してしまうことが多いようです。
  • 今のところ授乳婦に対する薬剤投与の指針はないのですが私は以下のように指導している。
  • @母親に本当にお薬が必要なのか?
  • A同じ薬効のお薬ならばもっとも安全なものを選ぶ。飲んでも平気なお薬もあるのです。
  • B赤ちゃんに与える影響を最小限にするために母親の服薬は授乳の後にのむか、赤ちゃんが眠る前に服薬する。(お薬の項参照)
! やけど(熱傷)をしたとき

 原因がなんであれすぐに冷やす。
  1. まず流水で20分冷やす。手足のやけどなら水道水の蛇口の水を流しっぱなしにする。顔や体なら浴室でシャワーを。眼の回り、鼻、耳など水のかけにくいところは冷たい水で絞ったタオル、氷、アイスノンを包んだタオルを当てる。靴下や衣服の上からやけどしたときは衣服をつけたまま流水で冷やす。十分冷やしたあと衣服ははさみで切る。皮膚とくっついているときは無理にはがさない。
  2. 広範囲のやけどは病院へ急ぐ。
    湯船に落ちたり鍋ごとかぶったり全身の10%以上のやけどは生命に関わるので、救急車を呼ぶ。清潔なシーツやバスタオルをぬらしたもので体中を包んで病院へ。
  3. 10円玉以下で水泡のないものは心配ない。
熱中症について
  • 通常、熱射病といいます。熱波により高齢者,幼児、スポーツ活動中に起こり死亡することもある。今年は5月6日(日)に浜北森林公園に行った10歳の女児が頭痛を訴えて7日の朝に来院しました。大変蒸し暑い夏日でした。極く軽症の「熱中症」と診断した。パチンコに夢中の親の車の中で放置された幼児が死亡し新聞ダネになることがあります。痛ましいこと。よく気をつけましょう。
  • 医学的には@熱痙攣A熱疲労B熱射病に分類したり熱中症をその重さによりT度,U度、V度とわける。発生条件は@高温多湿下で汗が蒸発しない。A風が弱く身体周囲の熱が逃げにくい。B日射を受け体温が上昇する。

治療       :意識障害の折は直ちに110番に電話し救急車を呼ぶ

熱中症ホームページ参照!!!よく書けています。

http://www.heat.gr.jp/care/index.html#carry

                            子どものメタボリックシンドローム

〜肥満児つくりたくない なりたくない〜

 10年ぶり改定の広辞苑に「メタボリックシンドローム」が取り上げられた。正に市民権を得、誰でも知っている言葉になった。「生活習慣病」は、以前は加齢によって発症する疾患のことで「成人病」(糖尿病・高脂血症・高血圧・高尿酸血症などのこと)と呼んでいた。今年95歳、日本の名医、日野原重明先生は成人病は若い頃からの悪い生活習慣によって引き起こされるもので、生活習慣を見直し改めれば病気を予防し得る。自分の健康は自分自身で責任をもつ。このことを一般の人に理解してもらうために「生活習慣病」と名づけるべきだと長らくご提唱になっていたのだ。

“三つ子の魂百まで”の諺どうり、すでに小児期には生活習慣がスタートしている。メタボ専門の小児科医は、生後4ヶ月健診時にすでにその子が将来「生活習慣病」になるかどうかが分かってしまうとまで極言する。では「メタボ」ってどんなものかご存知ですか?「メタボ」とは内臓脂肪のたまりすぎが原因で先ほどの成人病(今の生活習慣病)の複数が重なりあって動脈硬化が進行する状態を言う。全くの無症状のため検査をしなければ分からないし、検査をしても生活の改善をしなければ突然心筋梗塞や脳梗塞に見舞われてしまうという恐ろしいものだ。

有玉小学校校医の私は毎年5月の学校健診の時期になると憂鬱になる。去年の肥満児は相変わらずで3〜5%の数も変わらないのだ。そこで夏休み前に母親にお知らせをした。「貴女のお子様は肥満です。このままでは大人になったら生活習慣病になります。今のうちに少しでも良くしてあげましょう。食生活と毎日の暮らし方過ごし方を親子で話し合ってください。」のメッセージと昨年度はNHKスペッシャル「今わたしたちの食事は」のCDRを配布した。家庭の食卓がテーマで同じ食卓でありながら皆がばらばらのものを食べる「個食」一人で食べる「孤食」好きなものしか食べない「固食」など、子どもたちの食事がここまでひどくなっているのかと考えさせられる内容だ。だが夏休み後も期待に反して何の反応も得られなかった。本年6月「食育基本法」が成立したのでメタボや隠れ肥満の対策として「食育」をテーマとして解決策を探りたいと活動を開始した。

私の属しているボランティアグループには医者のほか学校の先生・保育園の園長・栄養士などがいるので皆で一堂に会しわいわいがやがやと「食育フォーラムin浜松2008」

〜肥満児つくりたくない なりたくない〜を企画、来年3月開催予定で準備をしている。指導は「小児生活習慣病予防対策事業」の一つ「小児の隠れ肥満の把握」の研究者でいらっしゃる近畿大、公衆衛生学准教授,甲田勝康先生にお願いする。この研究は発育期に強い骨と筋肉を作り余分な脂肪をためないことは大人になってからの骨そしょう症やメタボを予防するうえで大切だ。自分の身体の「体脂肪量」「骨量」「筋肉量」を知ること。何をどのように食べたらよいか?どの程度運動すればよいか?など食育指導の際の貴重な資料となる。フォーラムに先がけて2月には有玉小5年生対象に甲田先生指導の下、体組成測定(筋肉量・骨量)を行う。その理解を得るためにご父兄に説明会をしたところ子どもだけでなく母親にも是非測定してほしいと要望がでた。日本でただ一台のDXA法測定装置(アメリカ、ホロジック社QDR4500A)搭載バスが2月下旬に約1週間有玉小に来る。子どもたちの隠れ肥満を探るのだ。詳しくは又の機会に譲りたい。

  • この時期によく聞かれる質問について、随時掲載予定です。

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